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システックスでは、選考前や選考中などにCADの体験を受けることができます。今回はそんなCAD体験についての事前情報として、CAD体験とはどういうものかを知ってもらいたいということで記事にしました。
Profile
G・O
2018年入社(中途入社5年目)
技術部設計課
少し遠出して美味しいものや変わったものを食べに行ったりします。たとえば一日1組限定の天ぷら屋さんなど。また、家では燻製なども作ったりしています。
システックスのCAD体験とは
CADとは一体何か
CADとは設計をするためのツールです。当社で使用するCATIAというものは、3D CADといって物体を3次元形状として作成できるCADのことです。もっと簡単にいえば、パソコン上でモノが作れるソフトということです。
体験の目的とは
CAD体験の目的は、そもそもCADを知らない方、CADの名前は聞いたことがあるけれど実際に触ったことはないという方、学校でCADを学んだけれど業務としては携わったことがない方などへ、CADを触ってもらい興味を持ってもらうのが目的です。もちろんインターネットなどで調べればCADの画像は出てきますが、やはり画像だけではわからないので触ってもらえた方がイメージしやすいですよね。
就職や転職は人生の中でも転機となる大事な行事の1つだと思います。その分とても重要なことですので、しっかりと知っていただく意味でも体験してもらうことが1番なのではないかと考え、約10年ほど前から導入して取り組んでいます。
当日のタイムスケジュール
まず、基本的に体験内容やスケジュールは体験を受ける方に合わせることが多いです。極力は1対1で行なうことが多いですが、まれに複数人同時に行なう場合もあります。(その場合でも最大3名ほどです。)
1回の体験では約2時間ほど行なっていますが、場合によっては6時間ほどかけてじっくり行なったりもします。でも、CAD体験に来られた方の多くは2時間の体験を複数回受けに来る場合がほとんどで、大体3回〜4回ほど受けにこられますね。
体験のカリキュラム
ざっくりとしたものはあるのですが、毎回必ず〇〇をやるというかっちりしたカリキュラムではありません。体験のモードは2,3種類ほど用意しており、体験に来られた方の事前の情報知識や習得の速さに応じて変更する形で進めています。
とはいえ、CADをぜんぜん知らない未経験の方や、CADがなにをするものかは知っているけれど触ったことがないという方は、まずマウスに慣れてもらうところから始めていきます。というのも、マウスが特殊なのでパソコンを使い慣れている方でも最初はマウスの操作練習からです。
マウスはどう特殊なのか
CADで主に使用するマウスは3つボタンマウスです。3つボタンと聞いてピンと来ない方も多いと思いますが、通常のマウスは左ボタン、右ボタンの間にスクロールがありますよね。3つボタンのマウスにはスクロールがなく、その部分がボタンになっているマウスです。
この3つのボタンの組み合わせで回転移動、拡大移動をさせるので、ボタンの組み合わせなどを覚えるところからスタートしていくわけですね。
(すでに学校でCADを学んできた方には不要ステップなので、その場合はマウス操作勉強は飛ばします。)
そこをまず習得したうえで操作に慣れてきたら、簡単なお題に沿ったものを作りながらCADの体験をしていってもらいます。
CAD体験を通してなにがわかるのか
向いている人と不向きな人とは
正直にいうと、向かない人以外は有り(向いている)と思っています。というのも、この仕事はCADを使って四六時中パソコン作業をするわけではないですし、1人で部品を作るわけでもないんですよね。色々な方と打ち合わせをしつつコミュニケーションを図りながら進めていく仕事なので、「1人黙々と作業したい」という方には向かないと感じます。
文系と理系での向き不向きは?
たしかに文系と理系でいえば理系の方が得意な場合が多いですが、文系の方が劣るかといえばそんなことはありません。
昔は紙図面を見て3次元をイメージしないといけなかったりしたので、立体空間把握能力に長けている理系の方が向いているとされていましたが、現在はCADで3Dイメージが見えるのであまり関係ありません。また多少の計算もありますが、それもツールで出来てしまうため昔ほど理系が必須要素ではなくなっているんですよね。
最後に伝えたいこと
設計職は昔と違い文系でも活躍できる仕事です。これまでご自身のやりたい仕事候補から外してきた方もいると思いますが、そうした方々もどんどんチャレンジしていいと思います。
CAD体験は“仕事を決める前段階”だからこそおすすめしています。入社してから「やっぱり合わなかった」となってからでは遅いので、まずは気軽にCAD体験をしに来てもらい、実際に触ってみて設計をする楽しさを感じてもらえると嬉しいですね。
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